苗場山5合目~高層湿原の淵

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隣の山が見えるようになった。

山の輪郭がほぼ目線の高さである。

苗場山は頂上が広大なテーブル状になっているので、テーブルの淵が近い。









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だが、出口は現われない。

ここからが長いのである。

湿度計を持っているのだから朝は標高を合わせないとダメである。

肝心なときに役に立っていない。

そのためにはキャンプ場の標高は事前に調べておく必要がある。

かつてないほど足が疲労している。

登頂予定時間の4時間が過ぎた。

ヤブが刈り取られているのは唯一の希望であった。

この瞬間、わたしの身に次のことが起こった。









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湿原である。出口のようにも見える。

テーブルの淵に辿り着いたことを意味していた。

尾瀬のときの絵本に飛び出したような感動の再来でもあった。









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木道歩きとは違う。

ぬかるんでいるわけでもない。

言葉では言い尽くせないほど気分がいい。










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人が来ないマイナールートの湿原は黄金色に輝いていたのは本当の話であり、わたしはここを通過した。









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無意識にいろんな写真を撮る。

テーブルの淵にいる。








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素晴らしい道とはこういう道だ。

わたしは疲れたボクサーのようにこの道を歩いて行った。









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山登りでよく出会う光景の一つ。

もしかして山頂か?というシーン。

広大な高層湿原が現われるのか。






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道は続いていた。

体の疲労が激しく、早くも下山が心配になっていたその一瞬、

次の光景が天から突きつけられて脳が順応できなくなった。







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苗場山で見た地平線だ。

(続く)






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